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「アタメ わたしを縛って!」 |
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性愛の感覚の正常さ、異常さとは、一体どこで別れるのだろうか。 と、「アタメ」という映画を見て思った。 全ての人が完璧ではない。 縛られるうちに、いつしか恋に落ちてゆく。そんなことってあり? 過保護に育てられたわたしは、自分で何かを選び取ることができない人間に育ってしまった。常に親がわたしの手かせ、足かせとなっていた。それが原因なのか、なぜかわたしには「箱」や「容器」に対して執着心がある。要は、「何かに詰め込まれた状態」に関心があるのだ。しかし、その容器の形状、素材、質感にはこだわる。そして何が中に入っているのかにも。もしかしたら、それらが唯一わたしが「選べる」ものだからかもしれない。 金魚が好き。金魚を飼いたい。しかし、水槽ではなく金魚鉢で。 わたしは指輪が好き。 縛られていることによる、安心感。 映画「アタメ」の中のポルノ女優は言った、 結婚する前、「未来の夫となる人」とじっくり話をした。 そしてわたしは、安心する。 2004.10.22 ジョリ
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