『ジュラシック・パーク』のロケ地で、折り紙の恐竜たちを置いて写真を撮ってくる!
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こんな目標をかかげて始まったこの旅。社員旅行。
どうなったか。
・・・
・・・
↑泊まったホテルの部屋からの眺め。
↑これが夜がふけていく時の眺め。
ハワイは虹が多い。
頻繁に小雨が降って、すぐに晴れるからかもしれない。
町を行き交う車のナンバープレートにも、虹があしらってある。
おしゃれ。
海で泳いだよ。
ナンパするでなく、
年がいもなく、
男の同僚4人だけで、
キャッキャとはしゃいだよ。
すごく楽しかったよ。
襲って来た筋肉痛のことはもう言わないよ。
ショッピングもしたよ。
ブランドショップもハシゴしたよ。
疎いから、ほとんど何が起こってるのかよく分からなかったけど。
よく食べたよ。
肉食獣と化したよ。
食べ過ぎて最後の方は食傷気味だったよ。
日本に着いたらすぐにラーメン屋で大盛り頼んだけど。
え?
さっきから、本題から話を反らしてばかりいるって??
いいことに気付きましたね。
えー、一言で言いますと、
無理でした。
一人になる時間がなかった・・・
いや、正直に言おう。
これでも一応、数名部下を持つ身である。
嫌がおうでも行き先を決めてしまうことはできたのだ。
しかし、
「よしお前ら、これから『ジュラシック・パーク』のロケ地を探すぞ!探して、そこで折り紙の恐竜を置いて記念写真だ!」
とか
「お前ら知ってるか?トリケラトプスの角のとこが折るのが難しいんだ。このプテラノドンは意外と易しい。そうだな、時間にして30分くらいだ。テラノサウルスは折ってみたらヘボかったから持ってこなかったんだ。」
などとしゃべる勇気がなかった。
そんな姿を見せる勇気がなかった。
見せたら、帰国してから立場が逆転してしまいそうだったから。
帰りの飛行機の中で、俺は敗北感にひたっていたのだ。
これまで、サイト更新のために自分の旅はことごとくネタにしてきたのに・・・
ま、そもそもてめえの会社の旅行をネタにしようってのが間違いかもしれないが。
その時、頭にひらめく何かが。
そうだ、俺、パールハーバーに行って来たんだ。
広島の人間が、パールハーバーに行って、いろいろ複雑な思いをしてきたんだ。
それを書こう。
じゃあやはり、あの映画は見ないとな。
ジェリー・ブラッカイマー製作の『パールハーバー』
興味なくて見てなかったけど、今見れば少しは感情移入できるかもな。
そんなわけで、敗者復活戦!
帰国し、その足で俺はレンタルビデオ屋に向かったのだった。
(続く)
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