レンタルビデオショップの壁にはいろんな古今東西の映画のポスターが貼られていて、目指すインディー・ジョーンズのポスターもすぐに発見。
しかし…
俺の頭の中のインディー・ジョーンズのテーマ曲がぴたりと止む。
・・・違う。
根本的に 顔が違う?
ノーノー、論点はそこじゃない!
俺の第六感が、何か警告を発している。
インディーよ、教えておくれ!
ん?
ん!?
もしかして…
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| インディー |
インディー |
俺のインディー |
× 帽子がブー
な、なんてことだ…
大枚はたいて買ったのに…
俺の帽子の方がつばが広いじゃねえか…
頭を包む部分が上が細長くなってるじゃねえか…
ついでに、持ってるのはナイフじゃなくてムチじゃねえか…
俺はなんて無知だったんだ…
「あー、あの人さっきからインディー・ジョーンズのポスターの前に立ちすくしてるわよ。」
「変なのー、日本人かしらー」
「あの人、自分の帽子とポスターを見比べてるわよ。」
「ひょっとしてインディー・ジョーンズになりきってるつもりだったのかしら」
「きっとそうよー、バッカじゃないの!全然違うのにねー、あの帽子」
「ねー!」
…なんて話声も聞こえてくるようだ。
…
…
ふん!
インディー・ジョーンズがなんだ!
違ってもいいんだよ!ここはオーストラリアなんだ。
インディー・ジョーンズ博士はそもそもアメリカ人じゃねえか!
ああいうのを真似ようとするのがそもそも間違ってるんだ!!
俺は、レンタルビデオショップから逃げようとする身体をとめた。
オーストラリアと言えば、クロコダイル・ダンディーがいる!
そうなんだ、俺はクロコダイル・ダンディーになりたかったんだ!
!
俺はその映画のポスターを探し始めた。
残念ながら、映画『クロコダイル・ダンディー』のテーマ曲が思い出せない。
でもいいのだ。
俺はクロコダイル・ダンディーなのだ!!!
仕方なく桑田佳祐の『真夜中のダンディー』を歌いながら探す。
…
…
発見!!
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クロコダイル・ダンディー
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俺のクロコダイル・ハット |
× もっと帽子がブー
…
…
へー、ダンディーって、ああいう英語のつづりなんだ、へー。
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