空って好きなんです。
よく空を見上げて、その気持ちよさにうっとりすることがよくあります。
映像を長年やってると、季節ごとに空って全然色や雰囲気が違うことに気付きます。
で、冬の空って夏よりも青が濃いんじゃないかとずうっと思ってきたわけです。
夏って光が強すぎる。だから全体が白く飛んじゃう。
その分、冬は光も強くなく空の青さが強調される。そんなところじゃないかと思う。
(もし天体や空に詳しい方がいらっしゃましたら是非御教示下さい!)
それともう一つ。
冬って雲一つない青空、ってのが多い気がします。
(もし天体や空に詳しい方がいらっしゃましたら是非御教示下さい!)
でまあ、そんな雲一つない見事な冬の青空を見上げる度に、
これってきれいに合成できそうだなあー
って思ってきたのです。
じゃあ、実験すればいいじゃん。
はい、やりましょう。
昔の僕だったら、
そんなバカなことやっても、ただ自分で満足するだけじゃん、
なんて思って行動には移さなかったかもしれません。
しかし今は違う。
『映画体験隊』なんていう、おバカな実験をするための隠れみの 様々な疑問に答えていくすばらしいコーナーがあるじゃないか!
はい、やりましょう!
思い立ったが吉日、なのです!
すぐに行うのがエライのです!
すぐにやんないと、いつ気持ちが萎えてしまうか分からないのです!
ミクシーに「やる」と書いてしまったからには逃げられないのです!!
ここで簡単にブルーバック合成についてまとめておきます。
特撮映画なんかでよくありますよね。
人間の背景を覆うように、ブルーの布とか紙を配置して撮影するやつです。
編集の段階で、このブルーの部分だけ別の映像に置き換える。
するとあらびっくり。合成のできあがり!なのです。
元の画像から、ブルーの部分を取り除く、というのが分かりやすいイメージかもしれませんね。
この合成用の背景、なぜブルーなのか。
これは、人間のからだの中で、ブルーがもっとも遠い、もっとも存在しない色だから、と聞いたことがあります。
たとえばこのブルーバックが黒だったらどうなるか。
画像から黒の部分を取り除く。
すると、髪の毛や目の部分も抜けてしまうのです。
実はブルーじゃなくてグリーンもあります。グリーンバックと言われたりします。
僕の感覚ですが、ハリウッドではグリーンバックの方が多いような気がします。
スターウォーズのメイキングにも、MI:2のメイキングにも、グリーンバックが出てきました。
白人だと、目が青い人がいるからかな、と勝手に想像してます。
さて、何も考えずに、ある晴れた日にこんな写真を撮ってきました。
どれも、きれいな青空です。
そして、背景に合成させるためにこんな画像を用意しました。
さあ、合成の結果はどうなったでしょうか!?
あっさりと結果を見せちゃいます。
↓
↓
↓
いやー、笑っちゃいました。
見事に合成できてます。
汚れ一つなく合成が完成しちゃってます。
2つ目のビルなんて、窓が青いから難しいかな−なんて思ってたけれど、まったくの杞憂。
∵結論:冬空の合成は可能である。
あ、終わっちゃった。
いやまいったな、もうちょっと引き延ばす予定だったのに。
せめて数回の読み物にしようと思ってたのに。
なんだ、だいたい、一発できれいに合成できちゃうのが間違いなんだよ。
撮ってきた写真がたまたまきれいだっただけなんじゃないの?
時間帯がよかっただけなんじゃないの??
ん??
時間帯?
時間が違うと、合成の具合が違ってくるの???
これは調べないと!
調べて、このネタを引き延ばさないと!!
…というわけで、僕はたったひとり、調査を続けることにしたのです。
(つづく)
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