ホーム突撃!映画体験隊 > 手作り映写機に挑戦する

手作り映写機に挑戦する(2)

挑戦者:工房の主人


やはりこういうコーナーは書いてみるもので…
さっそく2件の情報が寄せられました!

一件は掲示板にてまきのすけさんから。
ある著明な先生が、幻灯機の作り方をレクチャーしているページでした。
よし、俺も習いに行くぞ!と思ったものの、よくよく見ると、

対 象 : 主に小学1年生〜中学2年生

一瞬、自分が学生服を着てガキんちょの中に紛れ込んでる絵を想像してしまったけれど(ほんとにやればかなりおもしろい体験記になると思うけど)、主旨がずれてきそうなので、却下。
ま、とにかく映写機そのものではないけれど、基本原理は近いはず!
ありがとう!まきのすけさん!!

原理は近い…か。ということは、まず幻灯機を作ってみるのも手かもしれない。
こうやって試行錯誤していくのだ。
俺のやり方は遠回りだけど正しいのだ!!(←自分を勇気づける)

さて、二件目の情報は、うちのサイトに連載を持っているジョリさんからでした。
彼女が思うところの、映写機の原理について解説があり、それを手作りまで落としこんだアイディアが書いてありました。
しかし、

『映写機は、回転の速度調整と、窓をかなりの高速で開閉させる仕組みを作ればいいんでは?』

うむ。
ここからすでに前途多難です。笑
まあでも、もらったメールの最後の方の、

『案外、映写機の歴史の方面とかで探したほうがいいかもよ。』

のアドバイスにピンと来るものあり。
ありがとう!ジョリさん!!

この、ピンと来たものを確かめるべく、さっそく次の日に職場の女性2人に話を聞きました。
彼女たちは超江戸っ子でして。
聞きたかったのはそう、

下町にある資料館や博物館について!

「紙フィルムとか手回し映写機について何か知りませんか?」という唐突で不思議な質問を投げかけました。
普通なら「なんだ?この人!」みたいな扱いを受けそうな質問ですが、まあ、もともとすでに普通じゃないキャラで働いてますからその辺はどうとでもなるわけで、すんなりと話を聞いてくれました。

そして、一人からは下町のどの博物館にありそうか、というアドバイスをもらいました。
場所や交通の便を聞いてるうちに、そこが昔僕が好きな女の人と一緒にデートした場所だったことが判明。
昔行ったかもしれない博物館だったのです。
走馬灯のように思い出が駆け巡る。
そこの「深川丼を食べよう」というのを目的に誘ったんですが、席について僕らの前に深川丼が運ばれてきてびっくり!
あれって、アサリ御飯なんですよね。僕はアサリ、シジミの類いが一切ダメ。
でも目を白黒させて水で押し込みましたよ。愛の力は偉大です。
(しかしまあ、その愛の力は、アサリ御飯を飲み込むことで力尽きてしまいましたが)

とにかく、来年になりそうですが、そこに出かけてみます。情報ありがとうございます、Fさん!

さて、もう一人の女性は、
知り合いの年輩の江戸っ子に聞いてくれることになり、次の日、その結果報告をしてくれました。
年輩の江戸っ子に紙フィルムのことを話したら、「おお、聞いたことがある」と答えたそうなんです!
どこで聞いたのかを訊ねたら、「浅草の方」
情報終わり。

しかしまあ、浅草にも出かけなくてはなりますまい。
情報ありがとうございます!Hさん!!

その後、自分でもちらほら調べていましたら、ふと気付いたことが。
『映写機』という単語で検索しても目的のモノにひっかからない。

目的のものって、古いから「映写機」と呼ばれていなかったのではないか…

昔の言い方、昔の言い方…
活動写真。
活動映写機。
活動幻灯機!!

検索してみると、おお、出るわ出るわ…
少し先に進めそうです。


映画工房カルフのように All rights reserved ©Since 2001