ホーム突撃!映画体験隊 寅さんの故郷を訪ねる(4)

風の吹くまま気の向くまま〜寅さんの故郷を訪ねる(4

挑戦者:水無月朋子


江戸川土手

帝釈天の横道から歩いて10分ほどの江戸川へ。薄曇りだったのがちょっと残念だけれど、土手には犬を散歩させる人や、斜面を滑る子供たち、ベンチに座って愛を語らう恋人たちの姿が。…とはいえ、これはどこの土手でも見られる光景。ところで、お話の中ではよく寅さんが寝転んでいる土手だけれど、あちこちにお犬様の置き土産が残されていて、寅さんのまねをする場合はかなりの注意かと思われる。

ただっ広い土手を歩いて矢切の渡しへ。第1話のオープニングで、寅さんが川を渡って帰って来た場所である。そのお話の中では大人¥30となっていた渡し賃も、現在では¥100。行って帰って10分程度の超お手軽クルーズが楽しめる。乗らなかったけど。だって寒かったし。それに対岸見えてるし。

江戸川土手遠景

寅さんの気分に浸る中舘氏

矢切の渡し

他にも江戸川といえばうなぎ。寅さんは2作目で恩師の養生のためにうなぎ釣りをするけれど、果たして本当に釣れるものなのかしら?聞いた話によると、柴又周辺の江戸川ではうなぎの生息が確認されているとのこと。また、おばちゃんとさくらの会話に出てくる「江戸川のよもぎ」も気になるところ。
「昔は江戸川の土手にはいくらでもあったのに」とおばちゃんがしみじみと言う、くるまやの草団子に使われているというあれである。けれど、まだ時期が早かったせいか、これはどこにも姿を見せず。春になったら出てくるのでしょうか。

元来がインドア派。気を許すと何日も家に引きこもっているワタクシである。春先の土手には取り立てて見るものもないので、そそくさと本日の目玉、葛飾・柴又のドル箱、いやさ寅さん関連アイテムの総本山「寅さん記念館」へ乗り込むことにする。この記念館へは土手下の道路から行く方法と、土手の上の入り口から真下に降りて行く方法があって、私たちは土手の上から行った。秘密基地の入り口みたいでちょっと楽しい。さてさて、その下にはどんな世界が開けているのだろうか!?
この続きは次回にて。どうぞお楽しみに!

記念館へ通じる階段。そこには怪しい人影が


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