幻の『ソウル・フード』はおふくろの味か！？（２）

挑戦者：水無月朋子

「ガンボ」のページを開いてみる。そこにはこんなキャプションがあった。

��湯気を立てたガンボのボウルにスプーンを入れた瞬間、どこからかデキシージャズのメロディが聞こえて来る。一匙すくって口に入れると、ニューオリンズの街角にさまよい出た足がひとりでにタップを踏み始める。そして食べ終わった時には、それこそが古き良き時代のアフリカ系アメリカ人の家庭料理であったことを思い出す…��

おお！これこそソウルフード！という感じじゃないですか！つまり、これを作って一口食べればデキシージャズが聞こえちゃうわけね。…でもってニューオリンズの街角にもトリップできちゃうわけね。よっしゃよっしゃ。
…というわけで、レシピを書き出してみた。

鶏肉はぶつ切りにしてあらかじめ炒めておく。
フライパンにバターを溶かし、たまねぎ、ピーマンのぶつ切りを炒める。
たまねぎが柔らかくなったらブラックビーンズ、チキンスープ、（＊）の調味料を加え、蓋をして４５分煮る。
チキン、ホールトマト、オクラを加え、かき混ぜながら６分ほど煮る。
ベイリーフを取り除き、ごはんとともに盛り付けて完成。

ふむふむ。どうやらガンボってのは辛いスープにライスを添えて食べるスープライスみたいなものらしい。
だけど１２人分も作るわけにはいかないから、とりあえず半分くらいでいいや。
それにブラックビーンズをわざわざ買いに行くのは面倒だから、メキシコ産のレッドキドニーで勘弁してもらおう。その代わり、チキンスープはキャンベル社のコンソメを使おう。ウスターソースはブルドック社製しかないけど、ま、しゃあないわな。ホールトマトはイタリアからの輸入モンか、カゴメ社製のどっちかだなぁ…。一応舶来ものってことでイタリア製をチョイス。カゴメさんごめんなさい。

…というわけで、なんだかわからない万国博覧会みたいな材料が揃ったところで、いよいよ実践なのである！

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