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卵が先か、鶏が先か…。 −餃子−

五香粉に引き続き、またまた中華で申し訳ないけれど、うちの冷凍庫にほぼ365日入っているレギュラー選手をぜひ紹介したかったの。それは餃子。こんなに役に立つ子もそうそういない。その便利さといったら、「合コンで一人足りないの!」というような時に、時間も場所も、相手も気にせず即座に駆けつけてくれて、とりあえず場を持たしてくれる子と同じくらい役に立つ。それはうちの同居人が無類の餃子好きで、例えば、「焼き魚と餃子!」とか「焼きそばと餃子!!」とか「チキンカツと餃子!!!」…というように、とりあえず一品+餃子を出しとけばそうそう文句を言われないってことに起因しているのだけれど。

それは極端だけど、餃子が嫌いって人はあんまりいないんじゃないかしら。材料が安いのもいい。
基本は「キャベツのみじん切り+ひき肉」=「4:1」くらい。これも適当。見た目の感じで構わない。ただ、ひき肉が少なすぎるとうまくまとまらないので、うちでは握りこぶし一個分くらいのひき肉にキャベツ4枚くらいを刻んで入れる。そこにサブレギュラーを投入。ニラがあれば言うことないけど、なければねぎ!とか、しいたけ!とか、キムチ!とかをみじん切りにして、これもまた適当に入れてしまう。余裕があればエビ大臣様なんかにご登場いただいてもかまわない。
そこへ、三種の神器ならぬ、三種の神味「ごま油・にんにく・五香粉」と、塩こしょう、醤油、おろししょうがなんかを投入して、片栗粉もちょっと入れて、ぐちゃぐちゃと素手でよくこねまわす。スプーンや木じゃくしじゃなくて、素手で力任せに混ぜるのがポイントといえばポイント。手が汚れる〜なんて言っててはいけないのである。

うちでは思い立った時に、えいやっ!とばかり、一気に100個くらい作ってしまう。それでも総額¥1000くらいじゃないかしら。ラーメン屋がどれほど儲けているか判りそうなもんである。残ったら冷凍庫で次回の出場まで待機してもらえばいいだけの話。聞き分けの良い餃子くんは、なかなか出場の機会がなくても辛抱強く待っていてくれる。
この時に、ツナ缶と、たまねぎのみじん切り、ホールコーン少々をマヨネーズであえて、塩こしょうしたものも一緒に作って、ついでにどんどん包んでしまう。いわゆるツナ餃子。これもお安くできて、保存も効いて、便利なことこの上ない。

…ところで困ってしまうのは、たいてい「皮」か「具」のどちらかが残ってしまうこと。具が残った場合はラップかなんかに包んで冷凍庫に放り込み、次回作るときの具に混ぜ込んでしまえば良い。ただ、皮が余ったときが問題。乾かしても、冷凍してもこればっかりは保存がきかない。だからってんで相当数の餃子を包んで気力も体力も限界!って時に、その分だけ具を作り直すなんてまっぴらごめんなのである。
そこでどうするか。
ああ、残念!ページが終わってしまったので、そのへんのことは次回に持ち越すことにしよう。それではこの続きは、次回の「残った餃子の皮のリサイクル」でお会いしましょう☆


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