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開店☆みなづき食堂 冷蔵庫の残り物で夕飯にすることを、うちでは「居酒屋メニュー」と呼んでいる。一人前にもちょっと足りないような、中途半端な残り物を適当に出すだけのことである。
私はもちろんお酒をいただくが、相手は飲まない。さてどうするか。これまた簡単。「ごはんセット」を用意すればいいだけのこと。ごはんとお味噌汁と小鉢に盛ったお漬物なんかを小さなトレイでサーブする。あらら、なんて居酒屋的。類似系ではカフェメシというのがある。ごはんか麺+残り物のおかずを適当に大皿にのっけて出すだけ。「洗い物が少なくて済むからだろう!」と裏を読まれているのがなんとも情けないけど、「カフェではこうやって出すの!」と言い切ってしまえばいいんである。 話が横にそれたけど、居酒屋…好きだなぁ。 そういえば居酒屋でバイトしている子に聞いた話だけれど、「お一人様一品ずつオーダーしてね♪」というシステムのその居酒屋に、アメリカ人と思しき3人の外国人が来たことがあったとのこと。彼らは刺身と唐揚げと…と、とにかく3品をオーダーした。
そういやスペインには、タパスっていう小皿料理がある。そのハマグリをひとつかみ、あのオイルサーディンを3本…っていう風にオーダーする。一見、日本の居酒屋のようではあるけれど、それはあくまでも「自分が食べる分だけを少しづつオーダーするためのシステム」であり、シェアというのとはちょっと違う。そう考えると居酒屋は、世界に誇るべきコミュニケーションに満ちている。
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