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2003・米
監督:マイク・トーリン  脚:マイク・リッチ
出演:キューバ・グッディング・jr、エド・ハリス、デブラ・ウィンガー、他

この映画はもう随分前になるんやけど、カルフのBBSでまきのすけさんが、 「もっちゃんさん、これはどーなん?」と書きこみがあったので、観やな観やなとおもいいつつ、なかなか観てへんかったんを、よーやくレンタル屋で借りてきました。

実はオイラは始めから感動させようとかしてる映画があまり、好きではないんよ。
映画ってゆうのは、観ている観客の期待を裏切ったところに、感動とかおもしろさが あるって思っている人なんで。(ゆーても涙もろいから、すぐ泣いてまう。そこがまたイヤ)

そやけども、この映画は良かった! 真実の話というんで、オイラの感動させよう映画嫌いは、ちょっとストライクゾーンは甘くなるんやけど、この映画は監督も脚本も 出演してる役者さんも、押し付けがましい所が無く良かった。(押し付けがましくて オイラが嫌いな監督にS・スピルバーグちゅー人がいるんやけどね。)
この映画はみんなにも観て欲しい作品なんで、ストーリー的なことは書かないです。

ハリウッドの実力派といわれる俳優さんは、身障者の役を演じたがるよーな気がするんやけど、役者の端くれとしてその気持ちは判るんですが、これがまた難しいんよ。
ショーン・ペンは大好きな役者やけど、「アイアム・サム」の芝居はちょっとうっとおしかった。   逆ににキューバ・グッディング・jrってあんまり好きな役者やなっかたんやけど、この映画の芝居はヨイ!今も健在な実在の人物とゆうこともあるかもしれんけど 自然で、媚びてない芝居ゆーんかなー、観ている者を素直に映画に引き込める芝居でした。

ちゅーかね、この映画はエド・ハリスこの人につきるね〜! 前から大好きな役者さん やねんけど、この人の芝居に取り組む情熱が英語のまったく解らんオイラにもビンビンと 伝わってきます。 そない派手やないし、あんまり主役をやる役者さんやないんやけど、 「演劇の職人」ゆー感じの人やね。 めちゃめちゃカッコええ役者さんですわ。
また今回のよーな、ゆーたら普通の人(情熱的な先生やけど)を演じさせた方が、 エド・ハリスの本領が発揮されるよね。  ロン・ハワード監督作「アポロ13」でも 主役のトム・暑苦しい・ハンクスの様にアポロ13の乗組員やないのに、「アポロ13」で 一番かっこよかったんは、地上基地の責任者役のエド・ハリスやったもんね。

その奥さん役でアノ「愛と青春の旅立ち」のデブラ・ウィンガーが出演してて、ちょっと ビックリ。 メーキング映像で知ったんやけど、ハリウッドに嫌気がさして引退してはったみたいやね。 でもこの人が一番エエ台詞をゆうんよ。
「人の為になにかをするのは、間違いなんかじゃない。」この当たり前の台詞が、映画を観てると、ぐぐっとくるんですわ。 ハイ、ここで二回目の泣きはいりました・・・

払ってええでぇ価格:1800円(劇場でみても充分もとがとれる映画)


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