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ローレライ
2004・フジテレビ
監督:樋口 真嗣 脚本:鈴木 智 原作:福井 敏晴
出演:役所 広司、妻夫木 聡、柳葉 敏郎、ピエール瀧、堤 真一 ほか

あ〜あ〜、期待して久々に邦画に行ったオイラが悪かったさ!!!
だってさ・・・、監督は平成「ガメラ」シリーズの特技監督やった樋口 真嗣やったし、 原作は「亡国のイージス」の福井 敏晴やったし、TV(フジだけか・・・)でも ガンガン煽るしさ・・・。 楽しみにして行ったさ! ものの見事に裏切られたわヨ!

CGを使えば邦画もハリウッド映画に対抗できるかな〜、なんて思っていたオイラが 浅はかでした・・・。 CGがしょぼい・・・。日本の最高水準のCGが観られると 思っていたんやけど、(これが最高水準やったら悲しいな〜)ILMとは雲泥の差・・・。
ILMの偉大さを痛感いたしました。 (なんせ凄まじい悪評やった、PS2以下の 「デビルマン」と、「キャシャーン」を観てなかったんで・・・。「キャシャーン」は後日 DVDで観ました。噂に違わずひどい映画でバンバン悪口たれながら観ました・・・。)
平成「ガメラ」の方が全然良かった。 着ぐるみやからか〜?
同じ様に円谷 英二先生が特技やってた太平洋艦隊モンの方が良かったちゅーねん!

物語もな〜、いわゆる潜水艦モノのありきたりのオーソドックスなもんで、新鮮な下りが あらへん・・・。 あと太平洋戦争といえば特攻モノのオーソドックスなパターンでね。
せっかく太平洋戦争末期に大日本帝国が潜水艦でアメリカ本土を爆撃する計画があった ゆー史実から(発想)が始まってんのに、もうちょっと歴史をからめんかいなぁ。
脚本も悪かったな〜、使い古された今まで戦争モンで聞いたことあるよーなセリフばっかしやった。 なんか一つ位印象に残るよーなセリフ考えま!

そやけど艦長以下、乗り組員が死ぬとわかっていながら、東京を守る為アメリカの太平洋 艦隊のど真ん中に潜水艦を浮上させる下りで、ついウルウルきてしまったオイラは 単純バカなのかしらん?  だって男の子やもん!

役所さんがいまいちパッとしなかった今回、ピエール瀧が良かった。 あのゴツイ外見と 死んでいった戦友を思う熱い気持ちを持つ掌砲長ゆーのがバッコチ合っていて、この映画の中で一番印象に残ったもん。 最後の見せ場もあったしね。
ギバちゃんはいつものギバちゃんやったけど、今回は軍人さんやから違和感なく観れました・・・。 妻夫木くんはいいね。 白くて。男から見ても好感をもたれるじゃないかしらん。 かわいらしい後輩ゆー感じですわ。 それにひきかえ佐藤 隆太くんはなぁ〜。
もうちょっと考えて芝居しよな!うん、うん・・・。

払ってええでぇ価格:500円(みんなTVに騙されちゃーいけねえぜ!あと、おすぎにもな!)


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