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ロング・エンゲージメント
2004・仏
監督・脚本:ジャン=ピエール・ジュネ 原:セバスチャン・ジャブリゾ
出演:オドレイ・トトゥ、ギャスパー・ウリエル、マリオン・コティャール  ほか

「デリカテッセン」、「ロスト・チルドレン」ビデオ、「エイリアン4」劇場、「アメリ」DVDで、ジャン=ピエール・ジュネ監督作を観てきたんですが、この監督の世界観ちゅーか、映像の雰囲気がオイラは大好きです。 この監督もきっと変態やと思います。

結構しっかりとしたミステリーやってんけど、登場人物も多いし、フランス人の名前は 覚えられへんで、かなり後半まで「これは誰?」ゆーのがあってミステリーの謎解きが いまいち判らんかった・・・。 そやけどそのへんの(重要な)部分が判らんでも充分 楽しめた映画でした。  

映像的に綺麗な絵もあったし(海辺にぽつんと立つ灯台の絵や)うまいアングル(犬がオナラした時、「幸運のしるしよ!」ってゆう叔母さんの下からのアップ)おもろいアングル (俯瞰の映像で上に投げた手榴弾が上を飛び過ぎる戦闘機の操縦席にスッポリはいって 爆発。)も多々あって、うまいな〜と感じました。
主人公の二人が初めて結ばれるシーンはかわいらしく、ちょっと笑いも誘い、女子のみなさんは大好きなシーンやとおもいます。
幻想的、童話的な映像もあるんやけど、戦場のシーン(これが結構多い)は「シン・レッド・ライン」や「プライベート・ライアン」に負けへんぐらいリアルやったりする。
映像的なギャプはかなりあるんで、ホラーや殺人シーンが苦手なうちの相方はグロくてあかんかったゆーてました。 そこがオイラはおもろかったりするんやけどね・・・。

映像だけやなくて、ストーリー展開もうまいこと作ってて、ルックス的にはオイラの好み ではないオドレイ・トトゥを応援してしまっていました。 (ミステリーの謎ときは上記の理由で難しかったし、最後にバタバタと謎が明かされる無理くりなとこもあったけどね。)

宮崎 駿と同じで、ジュネ監督もサブキャラを魅力的につくるね。 今回ではストーリーに全く関係のないチャリンコでドリフトする郵便局員が、一番のヒット!
そうゆう脇役のキャラを作る為にいろんなエピソードをいれたんで、尺はながなってもうたけどね。 オイラは134分退屈せずに観れたからええけど、まぁ人それぞれやから・・・。

ラストシーンも流れはわかりきってたから、感動せぇへんな〜思ってたら、フリのあった 一言のセリフで感動してしまったオイラ・・・。

ギャスパー・ウリエルがかわいらしくて、ちょっと心の深層にいるホモ心が刺激されました。

払ってええでぇ価格:1300円(肝心の謎ときがわかりずらかったから・・・、微妙。)


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