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ブラザーズ・グリム
2005・米・チェコ
監督:テリー・ギリアム  脚:アーレン・クルーガー
出 演:マット・デイモン、ヒース・レジャー、モニカ・ベルッチ、ジョナサン・プライス、レナ・ヘディ ほか

つまらん!!! 後半睡魔に襲われたわ!なんじゃいこれは。この映画はテリー・ギリアムが監督せなあかん作品かぁ? 別に誰でもよかったんちゃうんかいな?
「わての勝手なベスト10」の欄外にちぃちゃく書いたんやけど、「未来世紀ブラジル」は大好きな作品です。 あの独特の世界観(テリー・ギリアムもちっょと変態入ってると思ふ)、けったいな美術や小道具が大好きやったのに、今回の「ブラザーズ・グリム」には“らしさ”が無かった。 ゆーたら普通の映画。監督がテリー・ギリアムとゆう事で劇場に足を運んだ人もかなりおるはずやのに、これはあかんで!

予告編やTVCMで観てたら、めっちゃおもろそうやったし、「グリム童話の誕生に隠されたストーリー」とかゆーキャッチコピーが付いてるから、真実と虚構が入り混じった話なんかと思ってたら、てんでデタラメの作り物のお話ですやん。
「あかずきんちゃん」や「ヘンゼルとグレーテル」等、有名なキャラクターは出てくるんやけど、あんまりストーリーに関係ないしやな、オチもグリム童話を絡ませて解決するんかと思ったら、ごっつうフツーに終わってもうたがな。こんなんやったらグリム兄弟を題材にして映画を撮る意味がないと思うんやけど。

特におもろいキャラクターもでてこおへんし、CGもありきたりで工夫がないし、テリー・ギリアム風味の着ぐるみちゅーか、マペットもらしくないしやなぁ。
大体において脚本がヘタくそ(あーらごめんあそばせ、お下品な言葉を使ってしまいましたわ。)で見せ場があらへん。 映画のテンポも悪かったから、117分の映画やのに途中であきるしイライラしてきたもん。
頑張って観てたんやけど、一番肝心な(?)最後のグリム兄弟と魔女の対決シーンで猛烈な睡魔に襲われてしもうたし。

マット・デイモンは「あっ、うまいなぁ。」と思った作品もあった役者さんやったのに今回のは全然、個性を感じなかった。なんやぽっちゃりしてるし。これもまたマット・デイモンを使う必要性がわかりません。
モニカ・ベルッチは相変わらず、お美しいですがちょっとしかでてへんしやな。

せっかく映画館に行ったのに「ドミノ」の後に「ブラザーズ・グリム」観てもうたからよけいにガッカリしてまいましたわ。スカッとしたくて、観終わってからビデオ屋に寄って、ジャッキー・チェン借りてきました。寝つきが悪そうやから今から「香港国際警察」を観てすっきりしてから寝よ!

払ってええでぇ価格:200円(スタジオの中にでかい森のセットを組んだ努力に)


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