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ボーン・スプレマシー
2004・米
監督:ポール・グリーングラス 製:ダグ・リーマン 原:ロバート・ラドラム
出演:マット・デイモン、ブライアン・コックス、ジュリア・スタイルズ ほか

前作「ボーン・アイデンティティー」から二年経って、同じキャストで作られた ジェイソン・ボーンの第二弾。 前作はおもろかったよ! CGもワイヤーも使わない 生身のアクションを売りにしてて。  ストーリーはぼちぼちゆー感じやったけど マット・デイモンが演じる主人公のキャラクターが魅力的やったし、(ヒロインもオイラが 大好きな独映画「ラン・ローラ・ラン」のフランカ・ポテンテやったし・・・。)
アクション(格闘シーン)やカーチェイスもおもろかった!

続編には出たくない・・・、ゆーてたマット・デイモンが前作を越えられると判断して 出演を決めたらしんやけど、脚本の段階では前作よりおもろかったんかもしれんけど、 映画の完成度からゆーと前作の方がおもろかったなぁ〜。
前作の監督ダグ・リーマンが製作にまわってもうてるし、調べ切れんかったけど編集も 替わったんちゃうんかな〜。  出演者もキャラクター・コンセプトも前作からそのまんま、引き継いでんのにイマイチおもんなかったわ。
まず格闘シーンの編集がオイラの嫌いな、臨場感を出したい為の何やってんのか判らん 細かすぎる編集つなぎのパターン。  手ぶれのカメラを使ってもかまへんし、 細かく編集してもかまへんねんけど、殴ったり蹴ったりした時、相手のどこに当たったか、 側頭部なんか内腿なんか、判るようーなカットを入れとかんと何やってんのか さっぱり判りましぇ〜ん。 (この前TVで観たジャッキーの「酔拳」はアップと引きの絵だけの格闘シーンやった・・・。25年前の香港映画の編集レベル、映画のレベルの低さを観て、逆に香港映画の進歩を実感しました。)

カーチェイスも前作より緊迫感がなくて、おもんなかったわ。 前作は隣にフランカ・ポテンテがおったから、観てる方にも緊迫感があってドキドキしたゆーのもあんねんけど、 今回、観にいく前はカーチェイスを楽しみにしてた部分があったんで、ちょっと拍子抜け。 スパイ映画の売りはカーチェイスでしょう!
007でもそれを楽しみにしていると思うし。 そやけどなんでみんな追っかけられるんやろう? 主人公が追う側のスパイ映画は少ない様な気がする。

原作がそうなってたんやろーけど、ヒロイン(フランカ・ポテンテ)を最初に殺すなちゅーねん。 中盤位の方が盛り上がったとおもうんやけど・・・。オイラは洋モンの小説は、登場人物の名前を覚えるんに苦労するんで読まへんからわからんけど。 だって登場人物の名前覚えても、その後すぐ殺されたりしてしまう。重要やない役にフルネームで名前つけんなちゅーねん! 本読みながら人物紹介のページ何回もみんのが、うっとおしいし。

払ってええでぇ価格:800円(同じ単純でも今回の方が物語りはおもろかった。)


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