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タイタニック
1997・米
監督・脚本:ジェームス・キャメロン
出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、ビリー・ゼーン、
    キャシー・ベイツ、ビル・パクストン ほか

 240億円という映画史上最高の製作費をかけただけあって、中古船を使って製造したタイタニックを忠実に作っていて、すばらしかったです。内装や食器・グラスに至るまで、当時タイタニックに納品した業者に依頼して、当時の製品を作らせたそうで。
L・ディカプリオとK・ウィンスレットの恋の過程も2時間かけて、じっくりていねいに描いていたので良かったのですが、トータル3時間15分はあまりにも長すぎますわ。尻痛うてかなわんちゅーねん。

タイタニックに乗っていた乗客たちの手記や記録もたくさんあるし、有名なエピソードもよーさんあんのに、最後の方にちょろちょろっと見せただけやったら感情移入でへけんゆーねん。
3時間15分もあるさかい、K・ウィンスレットが変わって行って、L・ディカプリオを救うべく水の中を駆けずり回るまでは丁寧で良かったんやけど、それにしたってあと1時間は短くした方がええんちゃうの。

それと、240億もかける必要あったんかな。要はJ・キャメロンが実物大のタイタニックを造って、それを沈没させたかっただけなんやろな。けどアメリカでは、公開2週間の時点で200億円突破の興行収入を上げてるそうで、元は軽く取れそうらしいで。

※後日談:当時の感想↑を読むと、今のこの映画に対するイメージよりもずいぶん褒めてあんなぁ。上映直後に他のやつと話してる時に「クソ映画」とボロカス言うてた記憶があんねんけど。不思議やなあ。劇場だろうがビデオだろうがこんな映画、二度と観たないっちゅうねん。当時、劇場でも一時間過ぎたあたりから「早よ沈んでおまえら死ねや!」と思うてたもんなぁ…。結局、よかったんはタイタニック号だけやったんやろな。

払ってええでぇ価格:200円(デカいプラモを作ったJ・キャメロンに)


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