ホームもっちゃんのそれはどうなん? > 単騎、千里を走る。


単騎、千里を走る。
2005・中国・日本
監:チャン・イーモウ、降旗 康男 脚:ヅォウ・ジンジー
出演:高倉 健、リー・ジャーミン、寺島 しのぶ、チュー・リン、ジャン・ウェン、他

上映時間まで20分弱あったので、プロジェクターで映画予告を流しているスペースでロッキングチェァーみたいな椅子に座って時間を潰していました。
そこで「こぎつねヘレン」(3/18公開)の予告がながれてきて、ほんのちょこっとウッ・・・っときてしまい、「こんなベタベタな映画でも、みたら泣いてしまうんやろなぁ〜。」と思い、さらにこないだ観て泣いてしまった「スタンドアップ」の予告がながれ、ウッ、ウッ・・・っとこないだ観た感動を思い出してしまいました。
この映画を観る前すでに、屋内ドーム球場のブルペンで3回途中から肩を作って、万全の 状態で7回、マウンドに向かうリリーフ投手のようになってたんやね、オイラの涙腺が。 更に内容が親子関係を描いたモンやし、父と息子とゆう、オイラのツボを直撃したもんやさかい、そりゃぁあんたダダ泣きさぁ!歳えをとると涙腺がゆるんでくるって、聞いた事あんねんけど、そんなんになってきたんやろかい?おっさんか!
ハイ、何処に出しても恥ずかしくない、オッサンです。
そんな感じなんで今回の払ってええでぇ価格は、特に他の人には当て嵌らないと思います。

地味な話やし、出て来る中国人の人らがみんな健さん演じる主人公に、めちゃめちゃ親切やし、ありえへん話やねんけど、日本人と中国人がお互いこんな義理と人情に厚い関係やったらええなぁ〜というファンタジーみたいなもんなんやろね。

ふだんこの手の映画は観に行かへんねんけど、TVで番宣みてしまい、「やっぱり健さんかっこええなぁ〜。」と思って観に行ったんやけどね。さすがに健さんも今年で七十五歳。
老けたなぁ〜ちゅーか、もうおじいちゃんやん。撮影したんは2年ほど前かもしれんけど、顔や手に老人班が出てるし。そやのにまだかっこええ、と思ってしまう。
高倉 健、三船 敏郎、石原 裕次郎、この人らはホンマにスターさんやと思うわ。
三人ともめっちゃめちゃ芝居は下手やねんけど、画面に映るとその人しか観えない。
横にうまい役者さんがおっても健さんしか、三船さんしか目がいかへん。

それに健さんなんか無口な役多いのに、黙ってる健さんを観て、きっと観客が「あぁ、健さん演じる、この主人公はきっとこう思ってのやろな〜。」と勝手にイメージを膨らませて感動してしまうやろなぁと思いますわ。まぁ、観客にそうさせる高倉 健ってゆう俳優が、そんだけ凄いちゅーことやけどね。

全然映画のストーリーに触れてませんけど、「フィールドオブドリームス」を地味にして野球をとっぱらった感じ?「フィールドオブドリームス」が好きな人で、オイラの様に肩をつくって観れば1500円は納得してもらえると思います・・・。

払ってええでぇ価格:1500円(上に書きました・・・。)


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