またまたアメコミ物やけど今回はヒーロー物やないし、なんせ監督がロバート・ロドリゲスやからね！　Ｑ・タランティーノの盟友なんですけど、７０００ドルで作った「エル・マリアッチ」が認められ全米公開となり、その後「デスペラード」を作った、おいらの大好きな監督ですわ。「フロム・ダスク・ティル・ドーン」はバンパイア映画好きのおいらのお薦めの一本です。最近は「スパイ・キッズ」シリーズ（ぬるいけどそこそこおもろいよ）ばっかりやったんで、まってました！の「シン・シティ」です。

基本的にモノクロで魅力的な女性の唇が真っ赤やったり、まぁ特に新しい手法ではないんやけど、こんだけパカパカ人殺しして、銃をぶっぱなしてたらモノクロの方が良かったね。
ちゅーかカラーやとグロくて「キル・ビル」みたいに失敗してたやろね。
原作者のフランク・ミラーが脚本・監督に名を連ねてるんで、原作世界を壊したくないから、モノクロにしたんやろけどね。

舞台を架空の街「シン・シティ」にして、同じ時間軸で三つの話を進行させていきます。
それぞれの話の主人公に、ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、クライブ・オーウェンなんですが、まず驚いたんがミッキー・ロークの体型ですわ！
顔も特殊メークしてたから、体型もそうかと思ったらほんまに、ちいちゃい冷蔵庫の様な体型になってたことです。ひと昔前にはアノ「ねこパンチ」でボクシングのリングにも上がったのに（確か日本で、マイク・タイソンの前座やったよなぁ）いったい何があったんでしょう？
そやけどミッキー・小型冷蔵庫・ロークがなんか良かったんよねぇ〜。二枚目でも悪役のボス役でもないんで、全然ええかっこしてない芝居で、「ヘル・ボーイ」のロン・パールマンがやってもええ役を違和感なく演じていた。「ナイン・ハーフ」や「ジョニー・ハンサム」のころのファンにはショックかもしれんけど、歳とってよーなったね。

原作はまったく知らへんねんけど、ハード・ボイルド小説が大好きなおいらはこの映画が大好きやねんけど、あかん人はあかんやろし結構あかん人は多いと思いますわ。
愛する女の為に自らの命までも、犠牲にするハード・ボイルドの基本やねんけど、ちょっと暴力描写が多すぎるわね。ちぃがどばどば出てきてほんまカラーではたえられへんかったわな。

ウチの相方もゆーてたんやけど、モノクロのせいもあるんやけど、出てくる女優陣がみんな綺麗やった。ジェシカ・アルバももちろん可愛かったし、娼婦のボス役のロザリオ・ドーソンも綺麗かった。デヴォン青木も可愛くみえてきた。
「シン・シティ２」の製作も決まってるらしく、楽しみでんな。

■払ってええでぇ価格：1500円（大好きな話やねんけど、救いがなさすぎ。）