ホームもっちゃんのそれはどうなん? > SHOPPING


SHOPPING
1993・英
監督・脚本:ポール・アンダーソン
出演:サディ・フロスト、ジュード・ロウ、ジョナサン・プライス、 ショーン・パートウィー ほか

 おもろかった。この前に観た「デス・マシーン」もイギリス映画だったし、イギリスの若手監督はパワーがあんのかなぁ。
現代版「俺たちに明日はない」のボニー&クライドである。

ぶつけようのない苛立ちとパワーを、スピードや略奪で満たすビリーとジョン。スピード感のあるカーチェイス。いやー、テンポがあってよかった。

女は、男を危険から守るために一緒に街を出て行こうと言う。けど男は、女が求めて来ても、女をマブダチだとしか思ってなくて、自分が生まれた大好きな街を離れようとしない。
女は大人で(アイリッシュで、いろいろな土地を渡り歩き、世の中の広さを知っている)、男はまだ子供で、今の楽しさだけでいいじゃないかというスタンスを取っている。
そのため、男はずるがしこいライバルにハメられたんちゃうんかな。

この映画でデビューした二十歳のジュード・ロウが、60年代のハリウッド映画の不良、デニス・ホッパーのようでよかった。

※後日談:当時、褒めてはいるけど、ジュード・ロウがここまで出世するとは思わんかった。これがデビュー作ってことも忘れてたし。ポール・アンダーソンにしても「バイオハザード」シリーズや「エイリアンVSプレデター」を撮ってたりして、えらい出世しましたなぁ…。

払ってええでぇ価格:1,300円(実は招待券によりタダ)


映画工房カルフのように All rights reserved © 2005 Motoki Nakadate
ホームもっちゃんのそれはどうなん? > SHOPPING