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戦国自衛隊1549
2005・角川
監督:手塚 昌明  脚:竹内 清人、松浦 靖  原作:福井 敏晴 原案:半村 良
出演:江口 洋介、鈴木 京香、北村 一輝、鹿賀 丈史、伊武 雅刀、生瀬 勝久、他

26年前、小6やった基樹クンは千葉 真一主演の「戦国自衛隊」を1人で、梅田まで観にいきました。 子供が1人でも行きたい位、魅力的に感じた映画でした。
当時、角川 春樹の絶頂期で、邦画初の自衛隊協力映画とゆう触れ込みで、TVでも特番が組まれたり、CMもばんばんやってました。サン・ゴーズ・タウン〜__、主題歌も 子供心にメチャメチャかっこ好かった! 観終わったあと、映画自体はそないおもろなかったけど、本屋で半村 良の原作の文庫本を買いました。(挿絵が永井 豪でした。)

ココ最近の観に行く邦画がことごとく外れんので、期待せずにいったんやけど・・・。
それでもあかんかった! まず、監督があかん、この監督「ゴジラ」三本しか撮ってへんがな! 「ゴジラ」撮る監督はいつまでも本編撮れんで、エエ年こいた助監に本編を撮らせたる為、とゆう裏事情を聞いたことがあるもんなぁ。
脚本もひどいな。 映画を観てて、原作はそこそこおもろいかな?と感じたんやけど、 せっかく登場人物それぞれの背景を紹介するエピソードがあんのに、それをちゃんと 書かへんから、それぞれのラストシーンちゅーか死んでいくシーンの時に、こっちが まったく感情移入がでけへん。

更にオモクソひどいんが音楽やねん! 「パイレーツ・オブ・カリビアン」ぱくってどないすんねん! 大ヒットした映画やし、TV番組のSEやBGMで近年一番使用された曲やろがい!  これがこの(バカ!)映画で一番腹たった事かもしれへんなぁ。
映画において音楽って重要やん! 音楽の入ってない映画なんて、テンポ悪うて観られへんし、盛り上がらんやん! ほんま邦画って映画音楽を重視してへんよなぁ。
バカのひとつ覚えで、久石 譲と千住 明を使うんもどうかと思うけど。 その点、宮崎 駿はエライかも。 
予告編で「亡国のイージス」やってたんやけど、 音楽にトレーヴァー・ジョーンズ、それに編集にもハリウッドで大作を担当してはる人を 持ってきてるんを知って感心しましたわ。  音楽と編集やったら現場とは直接かかわらへんから、コミュニケーションの問題もあんまりないもんなぁ。

役者陣がまた、これがどーしょうもない。 江口 洋介ってこんな箸にも棒にもかからん 役者やったっけ?(あんちゃんのイメージでごまけて、生き永らえてるだけけ?)
鹿賀 丈史、この人ほんまに市村 正親と劇団四季の一時代を築いた人なん?
この人はほんまに「野獣死すべし」と同じ役者さん?
前作の千葉 真一や夏八木 勲の方が同じ芝居ヘタでもテンション高くて、カッコ好かったわ!まぁ、根本的にキャスティングプロデューサーのセンスがないんが悪いわな。
鈴木 京香はおばさんになってますます好きな女優さんやねんけど、最後のシーンの 泥まみれになって歩く顔が、西原 理恵蔵先生に観えたんは、オイラだけでしょうか?

払ってええでぇ価格:  (招待券やったらなんとか許せるレベル。)


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