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シンデレラマン
監・脚:ロン・ハワード 2005米 脚・原:クリフ・ホリングワース
出 演:ラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー、ポール・ジアマッティ ほか

「好きな監督は?」、「原 辰徳! ジャイアンツ愛!」「いやいや・・・」  閑話休題。
「好きな映画監督は?」と聞かれた時に、オイラが挙げるのは「ジョン・カーペンター、ウォルター・ヒル、ロン・ハワードかな。」と答えるでしょう。
ロン・ハワードと言えば、オイラはなんと言っても「バック・ドラフト」っすよ!

この監督が撮るモンはほとんどが大作とゆわれる作品やねんけど、(大作やないけど「ザ・ペーパー」も好きやねんけどね。)ハリウッドの大作は観に行ってみたらすかされるゆーんが多々ある中、この人はあんまりハズレがないちゅーか、安定感があるんですよ。
アカデミー監督賞を獲った「ビューティフル・マインド」もいったんやけど、オイラはこっちの作品の方が好きやな。
「シンデレラ・マン」も「ビューティフル・マインド」も地味ちゃ地味やねんけど、同じ実在の人物の話しでも、やっぱり「ロッキー」を地でいったジム・ブラドックのはなしの方がね、ボクシングやし。

ロン・ハワードは「アポロ13」(主演:トム・ハンクス脇:エド・ハリス)の時もそうやったけど、主役より脇役にスポット当てたがるよーな気がしますね。「アポロ13」も観てたらエド・ハリスが主人公かと思ったもん。
今回はそこまで極端やないけど、マネージャー役のポール・ジアマッティがごっつう良かったね。
この人よーうハリウッド映画で観るんやけど、名前知ったんは今回が初めてなんよ、オイラは。(「サイド・ウェイ」観てへんから・・・。)
嫌味な同僚とか、情けない中年役よーやってはった思うけど、今回はなんやカッコええ役やったなぁ。 映画が二時間半あったから、ポール・ジアマッティのマネジャーの話をもうちょっと描いても好かったちゃうんかなぁと思うけど、ラッセル・クロウとレニー・ゼルウィガーを夫婦役で使ったらそうもいかんかったんかな?
オイラより先に観た知り合いは「良かったけど、もっと深く掘り下げて描いて欲しかった。」
ゆーてたんはこの事もあるんかな。

うっとこのおとんとおかん(訳:ぼくんちの父、母)は「おもしろかった、アメリカの大恐慌時代を良く描けていた。」ゆーてはったけど、それは確かにオイラも教科書でしか知らなかった大恐慌時代の市井の人々の生活や、環境、貧富の差みたいなもんがよぉ解った。 この時代背景があったからこそ、ジム・ブラドックが「シンデレラマン」と呼ばれ大衆に支持されたんやろな。 大恐慌時代の生活を丁寧に描いたからこそ、最後の試合のシーンも、結果が判っててもラッセル・クロウを応援してまうんやね。

ラッセル・クロウはその昔“豊川 悦司、ハリウッド進出第一作!”「逃送遊戯」(実際は東映が全出資)に相手役で、ハリウッド期待の新人!とか書かれてて「こんな地味めなんが、売れるんかいなぁ?」思ってたら、あっ!とゆーまに売れて今やアカデミー主演男優ですわ、トホホ・・・。

払ってええでぇ価格:1800円(映画観に行ったらこの位の映画みたいよなぁ。)


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