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コンスタンティン
2005・米
監督:フランシス・ローレンス 脚本:ケヴィン・ブロドビン、フランク・カペロ
出 演:キアヌ・リーブス、レイチェル・ワイズ、シア・ラブーフ、ジャイモン・フンスー ほか

TVでばんばん打たれていたCMと、「スピード」「マトリックス」のキアヌ・リーブス主演の為に、SFXてんこ盛りの悪魔退冶するアクション映画やと思って観にいったんで エエ意味で裏切られました。(俺的にはね。)

オープニングはベタに主人公紹介の為にちょぼい悪魔を退冶するところから始まって、 前半は人間界には入ってこられないはずの悪魔(その為天国と地獄からは“ハーフ・ブリドー”ちゅーう人間でも天使でも、悪魔でもない奴が派遣されるらしぃ?)がワチャワチャ出てきます。疑問を抱いたキアヌくんが謎ときをしながら悪魔と闘っていきます。
キアヌくんが演じるコンスタンティンのキャラクター設定はおもろいけどね。     幼少の頃から霊感が強くて人には見えない物が見え、それが原因で過去に二分間だけ 自殺に成功。 その為に天国にはいけず、地獄行きが決定している末期の肺がん持ちの エクソシスト。 そやけどまぁ、王道のヒーローもんの展開で話は進みます。

んがしかし、後半になって(前半にもそうゆう振りはありましたが)バンバン宗教色を だしてきます。 台詞にもでてくるんやけど、ビジュアルで地獄はこんなんやでぇ〜 地獄にいったらえらいこちゃやでぇ〜とたたみ掛けてきます。
まるでO福の科学が作って、会員さんが大量に何度も観に行って週間映画ランキングで 一位になってしまった映画のようです。(観たことないけど・・・)

宗教色をかなり出してきてるし、キリスト教の世界観をまったく知らへん人には 前半のSFアクション映画的な部分とギャプがあるのですっきりしないかもしれませんな。
オイラはなにを隠そう宗教マニア(?)なので、逆に後半の方がおもしろかったです。
基本的にオイラは無神論者で、自分を中心に宇宙は回ってると考えています。
自分という意識があるんで世界は存在し、太陽が燃えていて、日本やアメリカがありウチの相方やトラやハンセン(飼い猫、ばか姉弟)もいるわけです。  
オイラが死んだら、自我が無くのうてもうたら、すべての物は存在しなくなる。
俺が死んだ後に地球にメテオが激突して滅んでも知ったこったない!
ちゅー、宗教者からするとめっちゃうっとおしい哲学を持ってるんで、自分に宗教が 関わってくるんは大嫌いなんやけど、それぞれの宗教の考え方を知るのは大好きです。
このオイラの哲学も子供でもでけたらガラッと変わるかも知れへんけろね。

「ハムナプトラ」で惚れたレイチェル・ワイズが出てるんを知らんで観に行ったんで ちょっと得した気分。  こんな映画で熱演してはるけど、この人イギリス出身やから きっと、ちゃんとシェークスピアとか演劇やってきはった人なんやろなぁ〜。

払ってええでぇ価格:1800円(最後にハーフブリドーの説明もあったし。)


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