とてつもなくオマヌケな映画である。ジャック・ニコルソンも２〜３年に一本くらいしか映画に出ぇへんねんから、もうちょっと選ばんと。こんなおまぬけな映画に出るとは…。２０世紀を代表する俳優なのに…。

脚本もおまぬけやし、セットも照明もせこい。ＳＦＸも…きっと監督も相当なオマヌケなんやろな。よかったぁ、劇場行かんで。こんなんに￥１５００も払ってたらハラワタ煮えくり返ってたで。

こんなんやととてもＳＦＸとは呼ばれへんし、狼男に変身したゆうてもヒゲ付けただけやんけ！ジャック・ニコルソンも一応、狼男の役を演じているけど、まーあんな安っぽいメイクして、老体にムチを打ちつつ演じているのを観ていると、文句とか怒りを通り越して、悲しくなってしまう。

クライマックスが狼に変身したジャック・ニコルソンと、ジェームス・スペイダーの決闘というのが、涙が出てきそうなほどおバカである。超人ハルクかと思うたわ（テレビ版）。
ワイヤーアクションも香港の足元にも及ばんし、ラストにはミシェル・ファイファーも狼になって森の中をカメラが走り、狼の咆哮でエンディングなんて、監督が一番おまぬけな脳ミソを持ってはるわ。唯一の救いはミシェル・ファイファーの美しさだけやね。

※後日談：こんなボロカス言うたけど、マイク・ニコルズって「卒業」の監督なん！？この「ＷＯＬＦ」の次に「バード・ケージ」を撮った後、作品が途絶えてるけど、死にはったんかなぁ…。

■払ってええでぇ価格：１００円（ミシェル・ファイファーの美しさ代）