ホームもっちゃんのそれはどうなん?> THE 有頂天ホテル


THE 有頂天ホテル
2005・フジ
監:脚:三谷 幸喜
出演:役所 広司、松 たか子、佐藤 浩市、香取 慎吾、篠原 涼子、伊藤 四郎、他

三谷 幸喜の作品を初めて観たんは、ビデオで「十二人の優しい日本人」でこれはおもろいと思いました。TVでは「やっぱり猫が好き」も夜中の放送観てたし、連ドラでやってた「王様のレストラン」も毎週観ていました。
オイラは観てへんかったけど、「古畑任三郎」も評判は良かったんでしょう?
しかし初監督作品だった「ラヂオの時間」を観て、大幻滅・・・!映画が撮りたくて撮った初監督作があんなしょーもないモンやったら、どないすんのやろこの人は?と思ってたら、その後も映画を撮り続けてはる。あんたは舞台の人やねんから、できもしーへん映画とりなはんな!といいたいですわ。

しょーもないんは判ってたんやけど、奈良崎 まどか、が出てたからしゃーなしに相方と行ってきましたが、アァ〜、やっぱりおもんなかったよ〜(*p_q)

脚本はさすがにうまかったよ、そやけど一言でゆーと、これはこの映画のすべてに共通して言える事なんやけど、ありきたりすぎる。
全然、意外性がないんよね。そもそも設定自体がありきたりやねんけど、これはまぁ、話がおもろかったら許せるんやけど。
つまんねぇ!ベタにもなってへんから笑われへん。観ている方の予想を一つも裏切る事がでけへんゆーのは、映画でやる意味が無いと思いまふ。こんなんやったら、バラエティや記者会見してる時の三谷 幸喜の方がよっぽどおもろいもん。

キャスティングはやたら豪華やねんけど、適材適所すぎておもしろみがあらへん。
ちょっとおもろいなぁ、と思うシーンもあってんけど、それは個々の役者さんの技量でアドリブ的なおもしろさであって、監督の力ではない。唯一、オイラは初めて篠原涼子をええなぁ〜と思ったけど、エピソードはつまらん。笑ってる人(初日の夜の回に行ったんで八割方、客席は埋まってた)もおったけど、篠原涼子が警備員室の前を台車に腹ばいになって、滑っていったり、ホテルの中を逃げ出したガチョウを追って悪戦苦闘したりあまりにもヒネリが無さ過ぎて、寒い、さむい・・・。

ほんまにみんなこの映画おもろい思ってんのかなぁ〜?なんとこの映画が今週の興行成績ナンバー1でした。(知らんけど関西では成績悪いんちゃう?これ。)
そりゃね、フジテレビがあんだけ煽ってバンバンバカ宣伝してたら、行ってまうんやろけど、こんな映画こそ二週間で封切打ち切れよ!かわりに「スタンドアップ」24週位公開しとけちゅ−ねん!せっかく最近邦画がおもろい作品があって、盛り上がってきたのに、こんなに金賭けて、こんなウンコ垂れみたいな映画創ったらあかんわ。

払ってええでぇ価格:100円(もういっぺんよー考えて映画創れよ!三谷!反省せい。)


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