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オペラ座の怪人
2004・米,英
監督・脚本:ジョエル・シューマッカ
脚・音:アンドリュー・ロイド=ウェーバー
出演:ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム、パトリック・ウィルソン ほか

まず、長ぇ〜! 確かにオープニングは良かった。 事件後、朽ち果てたオペラ座の 灯りがともり、座席や装飾の像のホコリが吹き飛び、シャンデリアが舞い上がり (映画の中の)現代から事件当時に場面が変わるシーンはカッコ良かった!
もっと長い時間観ていたかったぐらいやん。
そこまでは良かったんやけど、中盤のクリスティーヌと彼氏が二人の愛を歌い上げる シーンが長すぎるちゅーねん!  あれで映画のリズムが狂ってもうた・・・。
ミュージカルを創ったA・R・ウェーバーはこのシーンを、映画化するにあたり もっとも重要視して描きたかったらしいけど、まるっと裏目にでたわね。
頭とケツの年老いた登場人物が出てくるくだりはいらんと思う。あんま意味あらへん

今まで舞台はもちろん、何度も映画化されていた「ファントム・ジ・オペラ」を 一回も観てなかったんで、今回見逃すと観る事はないやろうなぁ〜と思い 同じ思いやった相方と観てきました。

原作がもう今から約100年前のやから、物語は単純で古臭い・・・。
まぁ、それは古典やから我慢しよう・・・、んが、やっぱこうゆう典型的な ミュージカルはおいら苦手やわ。
セリフを無理繰り、歌にするんがどーもいかん。 歌詞がいまいちしょーもないし、 旋律も単調になるしやなぁ〜。  なんかみんな同じような曲調なんよ。
140分の映画の中で曲調のパターンは3曲位しかなかったんちゃうかなぁ〜。
あの有名な「パァ〜♪パパパパァ〜ン」も聞き飽きてまうわ!
そやからおいらの好きなミュージカル映画は、「ブルース・ブラザース」「ストリート・オブ・ファイヤー」「グリース」となるんよね。

おすぎがミュージカルを映画化して成功したんは、「サウンド・オブ・ミュージック」 「ウェストサイド物語」だけやったけど、「オペラ座の怪人」はそれに並ぶ名作ですっ! ゆーてたけど、またまたまたまたまたまたまたまた、おすぎに騙された、わたし・・・。

劇団四季の「オペラ座の怪人」が好きな人は、豪華な衣装や金かかりまくってるセット等で充分楽しめる映画ではなかろうか、と思います。
ちなみにおいらはその昔、四季の「キャッツ」を観に行ってダンスのレベル高さ(このダンスのレベルまで出演者全員ももってくるちゅーのは素直に凄い事やと思った。)には 感心したけれど、役者のテンションが低く観客席に伝わってくるものが無かった。
長いこと公演やってるし、仕事になってた・・・。 それはそれでしゃーない事やねんけど、観客は一回しかみいへんからね。 (偉そうな事ゆうてるけど俺ができるんか?ゆーのは別問題やからね・・・。 でけたらとっくに売れてるちゅーねん!あくまでも観客として、評論家気取りでゆうた場合やでぇ。) そやから劇団四季はもう観ないと思う。

話がそれてしまった・・・。 まぁでも「ファントム・ジ・オペラ」を一回も観たことが 無いってゆうんやったら、観てみてもええんちゃうん?

払ってええでぇ価格:1000円(とりあえず観た事なかったし、豪華やったから・・・ )


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