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いぬのえいが
2004・角川
監督・脚本:犬童 一心、黒田 秀樹、佐藤 信介、永井 聡、他
出演:中村 獅童、伊藤 美咲、宮崎 あおい、小西 真奈美、川平 慈英、他

これは汚いわぁ〜! 今回はオムニバス形式やったんやけど、特に最後のエピソード。
こんなん、ペットを飼ったことある人やったら誰でも泣いてまうちゅーねん!
この最後のエピソードが始まったじてんで、「うわぁ〜、泣かそうとしてるわぁ。 絶対、犬死ぬんやでぇコレ。」と思ってたのに、顔が変形するくらい泣いてもうた。
原作は絵本らしいねんけど、これを映像化して映画の最後に持ってくるんは、 あかんで、反則やわ・・・。

オープニングはビデオクリップの様なアニメーションで始まって、その次のエピソードは 渡辺 えり子と佐野 史朗の狙って、はずれてしまったミュージカルみたいなエピソード(踊りは揃ってないし、おもんない振り付け・・・)と続いたんで、「これはやってしまったんか?」とさぶいぼ出てもうたんやけど、それから持ちなおしました。

中村 獅童と柴犬ポチのストーリーをメインに、リンクしてるエピソードとまったく 関係の無い、犬に関連する話をいれつつ映画は進んでいきます。
基本的に柴犬ポチの話はお涙ちょうだい系の話で、リンクしてない話の方はコメディでした。  パグのコロの話(監督・佐藤 信介)バウリンガル誕生秘話?(監督・永井 聡) は笑ってもうた。 まぁ、どっちもある程度オチは読めたんやけど、コロの方はブシャイクでかわいいパグの心の内をセリフにして、更にパグの夢も映像化してたりで、とても 漫画的やったんやけど、パグってゆう種類の犬のかわいらしさで、笑えました。
バウリンガル誕生秘話?の方もオチは読めたんやけど、映像のリズムが良かった。
今回、初監督のCMディレクターが何人かいるそうやけど、この二人の監督はそうなん ちゃうかなぁ〜。  バウリンガルの方は尺も短いけど、うまいなぁ〜思った。笑ったし。
一応、柴犬ポチにリンクしているドッグフードのCMの話(監督・黒田 秀樹)も笑ってもうたんやけど、よー考えたらこれあんまり犬関係ないやん。 うまいこと混ぜられて 天丼、天丼の笑いで笑らわせられてまいました。

こんだけ笑う話があったんやから、涙を誘う話は柴犬ポチのエピソードだけにして後は コメディにしといたらよかったのに。  ポチの話でも泣いたんやけど、これだけやったらお涙ちょうだいは、弱いと考えたんやろなぁ〜。(中村 獅童とポチの別れのシーンは、ちょっと意味不明な所もあったからねぇ。)
最後の「ねぇ、まりも」はよけいやったかもね。 号泣してしもうたんやけど、うちらの様なヒネクレ者は「きたねっえ!」と思ってしまいますやん。 ひねくれてない人はそんなこと思わないんかしらん?

払ってええでぇ価格:1200円(なんやかんやゆーても、思うツボで笑って泣いてもうたから・・・。)


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