ホームもっちゃんのそれはどうなん? ALWAYS 三丁目の夕日


ALWAYS 三丁目の夕日
2005・日テレ
監:脚:VFX:山崎 貴  脚:古沢 良太  原:西岸 良平
出演:吉岡 秀隆、堤 真一、小雪、薬師丸 ひろ子、堀北 真希、須賀 健太、他

ブラボー!参った!今年観た最高の映画!やられた!
公開前から(監督がVFX大好きな山崎 貴ということもあり)「絶対行く!」と言ってたわりに、観に行ったのが公開から1ヵ月弱たってんで、大ヒットしてるんは知ってたしいろいろ評判も聞いてたんで、やばいなぁ~と思いつつも、つい期待して行ってしもうたんやけど・・・。期待して観に行ってそれ以上やったんで参りましたわ。
相方と一緒に行って、二人とも三回ほど泣きました。

これの前にいったんが、史上最低「大停電の夜に」やったんでよけいにそう感じたんかもしれへんけろ、脚本がうまかった!編集とのかねあいもあるんやろけど、吉岡君んちのエピソードと堤 真一んちのEPSが同時進行で入れかわりたちかわり入ってくるんやけど、このEPSの入れ方が絶妙!「あぁ、そういえばアノ話は・・・」と観てる人間が忘れそうになり、気になった時にちゃんとそのEPSに話がいってくれる。
そうすると、映画にリズム感出てくるし、観ててとても気持ちが良い。
前フリしてたモンはちゃんとオチついてたし。

原作が「三丁目の夕日」やし、ストーリー自体は目新しくないし、たいしたことないんやけど、誰でもこおゆう“ちょっとエエ話”は嫌いやないはず。山田 洋次が描いていた貧しいけれど生き生きと暮らす下町の人々を描いてたしね。
そんなかにちょこちょこっとエエ台詞が入ってきて、観てる人間が「こうなったらエエなぁ〜。」とゆう結末に落ち着く。悪くゆうたらありきたりやねんけど、それはもうこの映画を観に行こうと、思った人は初めから判ってる事やから全然不快やない。
おいらが生れたんは昭和42年やから、この東京タワーのでけた昭和33年ゆうんは知らんねんけど、やっぱり懐かしく感じてしまいました。子供の頃に遊びに行った母方のばあちゃんんちは、ほんまの木造長屋やったし、(玄関前には木でできたひな壇があって、ぎょーさん植木鉢がおいてあった。時代劇で観たことあるもんなぁ〜、そんな長屋)
テレビは観音開きの扉が付いてて、ちゃんと布かかってもんな。チャンネルはガチャガチャゆうて、すぐ抜けたし。

VFXオタクの山崎 貴がこの映画を撮ろうと思ったんも偉いし、この企画に金を出した日テレも偉いと思うわ。VFXの使い方としてはとても理想的やし、町並みのオープンセット作ったり、当時の小道具、大道具を揃えたりで結構金かかってるでこの映画。

意外と良かったぞ、薬師丸 ひろ子!なんかこの人も変わったね。女優として生きていく路線をみつけたんやろなぁ〜、と思う。あと堤んちの子役の子もうまかった。

払ってええでぇ価格:2000円(一緒に観に行った相方の分も払ってもお釣りが来るぐらい良かった!!!)


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