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18禁なお話その5
「感じのいいエロ・ショップ」の巻
le 19 juillet 2004

 以前、大阪に住んでいた時、「大人のおもちゃ」と書かれた店を見て一瞬なんだろうかと思ったことを今でも覚えています。玩具とは子供のものなのか?大人だって玩具で遊ぶことくらいあるだろう、と最初は思ったものの、すぐにそれが意味するところを悟り、そしてわたしがピンクな通りに入り込んでしまっていたのに気がついたのでした。  
 大阪で見たそういうお店は、大体が建物の2階に位置していて、狭い階段を上がっていくようになっていたと思う。しかし、ここピガールではそんな風に隠したりはしない。店はちゃんと地上階にあり、小さいながらもショーウインドーだって作って、客の興味を引くようにしてあります。というのも、お客のいくつかは旅行客で、気まぐれであれこれ買っていくんだと思うから。  

 しかしですね、そんな店は、ハッキリ言って普通の日本人女性が直視できる感じでは無い。わたしは最初は目をそらしてばっかりでした。でも、もう今ではすっかり慣れてしまい、夫と一緒にウインドーを覗き込んではいろいろ話をする始末。慣れとは恐ろしい‥‥。  
 そんな中、つい数ヶ月前に新しい「大人のおもちゃ」の店ができました。ここがなかなか感じが良い店でね、最初はそこがエロ・ショップだとは気がつかなかったくらいです。というのも、店の表が前面ガラス張りで、外から中が丸見え。なんだか、パリによくありがちな香水の安売りショップとかみたいな感じなのです。でも、棚に並んでいるのはまぎれも無いソレ。  
 
ある夜、映画館からの帰りにその店の前を通り、夫と一緒に面白半分に店に入ってみた。そのくらい、気軽に入れる雰囲気なのです。  

 店内はすごく明るく、清潔な雰囲気で、棚に並ぶ妙なおもちゃたちはまるで化粧品か何かのようにきれいに並べられていた。ここは空港の免税店か?といった感じに。で、あれこれ手にとって見れるようになっていたので、ひとしきり「何じゃコリャ!?」と夫とさわぎつつ、15分ほど楽しんで店を出た。(当然、何も買わず。無駄な出費はしない主義なのです。)我が夫はそういうモノに興味はあれど使いたいとは思わないらしく(思われても困る!)、しかし友達からの入れ知恵で、いくつかのモノの使い方くらいは知っていて、わたしにアレコレと教えてくれました。  
 店内にいたお客は、わたしたち以外にも何組ものカップルがいて、老若男女を問わず。どうやらアメリカ人旅行客らしい中年夫婦もいました。こんな感じの明るい店なら、友達へのプレゼントに、ジョークとしてのエロ・グッズを気軽に買いに行けるなぁって感じ。  

 みなさん、パリ旅行の際のお土産として、お一ついかがでしょうか?
ちなみに近くには古今東西のエロスな作品を集めた美術館もありますよ。

 ここはすごく気軽に入れそうな雰囲気のエロ・ショップ。
いわゆるオトナのオモチャが売られている店。見ておわかりのように、表が全面ガラス張りで中が見渡せるようになっており、夜になれば明るいライトでガンガン照らしてある。
免税店でお買い物♪って気分でエロチックな小道具が買えそうなお店なのです。

昼間はやはり入る気がしないけど、夜になると、他のエロ・ショップの入り口がカーテンなどで仕切られていてあまりに敷居が高いのに対して、ここは中が見えるしスッと入っていけるので安心感がある。
(ヤバそうな雰囲気がまったく無い。)


 これがこの店のショーウインドウ。
マネキンの脇に見える棚は店内です。お客が入って商品を手にとっている姿も外から丸見えで、普通のブティックみたい。でも売られている商品はこのウインドーに並べられているものです。
決して普通の店ではありません。


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