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18禁なお話その3
「ポン引きに脅された!!」の巻
le 19 juillet 2004

 またもや、マキシム&オリビエの珍道中の話の続き。  
 2人はあんな目に遭っても、なおもピガール界隈を夜な夜な歩きまわっていた。とはいえ、ピンクなお店に行くためではなく、安いアイリッシュ・パブなどに出入りするため。  

 そんな2人がふらふら歩いていると、あの店の近くにまで来てしまった。ちょっとヤバいなと思って離れつつ歩いていたところ、なんと日本人観光客の男性3人組に遭遇。マキシムは日本人と日本語が大好きで、日本人を見かけたら話しかけずにはいられない。今回も、ついつい日本語で話しかけてしまった。  
 それで、彼らが例のボッタクリの店に行く相談をしていたらしいことが判明。結果は目に見えているので、マキシムは親切心から「あそこの店はヤバいよ、やめといたほうがいいよ。」と日本語で忠告。男性3人は、「そうか、ありがとよ。じゃ。」って感じで、肩で風を切って去って行ったとか。(パリで若僧にバカにされたくない、といった感じで粋がっていたらしい。)  

 いい事したな〜って気分に浸ってたマキシムのところに、やたらと背の低いオヤジが歩み寄ってきた。なんだかヤバそうな感じ。  
そのチビのオヤジは言った。「商売のジャマしてくれんじゃねーよ。」
 
慌てふためくマキシム。なぜなら、マキシムはずっと日本語で話していたのだから、内容はそのオヤジには当然わかるハズ無いって思っていたから。しかし、チビのオヤジは全てを理解していた。多分、日本語がわかるオヤジなのでしょう‥‥。  
 オヤジは続ける。「俺はな、人を呼んで、お前らごときのしてやることもできるんだがな、俺も男だからな、まあ今回だけは見逃してやるよ。」とやたら威張った口調で言ったらしい。  
チビのオヤジに脅されて、身長185cmもあるマキシムはうろたえたが、とにかく見逃してくれるというのだからと、そそくさと立ち去った。  

 翌日、またその話をウチに報告に来たマキシム。「何がなんだかわかんないよ。アイツ、日本語わかってたみたいだったよ。」と。ポン引きになるには、いまや日本語の勉強まで必要なのか?ということは、やっぱりカモは日本人?  

 ということで、日本人男性のみなさん、パリに行く際には気をつけましょう。(笑)日本と同じくフランスでも売春は違法なので、どの店でも「見るだけ、触るだけ」でボられます。うまい話なんてありませんよ〜。


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