ホーム カルフの大部屋フランスの映画な日常主婦の戯言 > vol.1

vol.1 「戯言開始のワケ

le 29 avril 2004

 ある日、カルフの片隅にコラムを書いてみませんか?と工房のご主人から話をもちかけられた。
「職業:主婦+学生」なーんて言っておきながらも、実は今現在は休学中なので、案外時間はあるし、引越しなんかあって身体的に忙しくはあるんだけれど、脳ミソがヒマというか…脳ミソの退屈しのぎに、いっちょやってみるか。といった感じで、ここに居座ることになったワケです。
 特にどーってことない“フツーの人”であるワタシに、映画について原稿が書けるのか?という不安などあんまり無く(笑)、まあ気楽に行こうかなって。我が道を行く!

 映画は好きだけれど、ただ単なる「映画は好きですよ」っていうだけのワタシ。特に毎月欠かさず映画に行くタイプってわけでもないし、映画は映画館で観なきゃ!なんていうこだわりも薄い。それでも、映画に対して少しくらいの思い入れはある。 (けっこう誰でもそういうものだとは思うけれど。)1つの映画からいろんな感想、 意見が生まれるのは面白いことだと思うので、わたしの映画感想などをカルフの大部 屋でボソッと語れたらな〜って、そう思っています。

 そういえば、昔は大道具・小道具さんに憧れたりもしたな〜って、懐かしく思い 出します。今でも憧れてるけど、でも、もうそういう仕事には就けないだろうって諦 めきってるので、アタマの中からは完全に却下されてます。
でも、古いヨーロッパの風俗を再現した映画やテレビドラマを観ると、ドキドキしてきて、「うわ〜」って。 テレビドラマだと、「修道士カドフェル」が良い出来栄えで、お話の内容も好きだけ ど、それ以上に「ここの大道具・小道具、そして衣装とかの仕事って面白いだろうな 〜」ってそんなこと考えながら見てるんです。血湧き肉踊る、ってね。(ウソウソ)

 実はもうすぐ引越ししようって状況なんですが、新居を大改造しなきゃいけないんで、しばらくは今までどおりの狭いアパートに住み続けることに。ここフランスでは、日本とは違ってかなり大規模な改造ができちゃうのが嬉しいところ。
なんだか、 映画のセットでも作るみたいな気分にもなれる。インテリアデザインとか、コーディネートとか、全部自分でやっていいんだ!ってなると嬉しくって嬉しくって。夫の父 が日曜大工が得意なので、義父とチームを組んで、「おうち改造計画」を進める予定です。
 今、新居はがらんとしてて、何も無い。フランス映画の世界そのものの、観音開きの白い窓、白い鉄の鎧戸、木の張られた床…そして、それにプラスして、なんとプ ライベートな中庭まであります!(ちっこいけどね。)そんな部屋に移れることを楽 しみにしながら、今、アパートのこととカルフのこととがアタマの中で同居してて、 混沌としてます。
 目下、新居は「食事の場」、今までのアパートは「寝る場」と化していて、アパート二つを往復するというヘンな二重生活をしています。新居についての詳しい話はまた別の機会にでも…。


映画工房カルフのように 【http://www.karufu.org/】
All rights reserved © 2001.5.5 Shuichi Orikawa
as_karufu@hotmail.com
ホーム カルフの大部屋フランスの映画な日常主婦の戯言 > vol.1