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vol.3 「撮影現場もイロイロ」の巻 |
le 22 août 2004
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パリ市内では、あちこちで毎日何がしか、撮影が行われている‥と思います。やっぱ首都ですし、花の都って言われてますもんね。なんてったって絵になる。
じゃあ、そんな室内撮影の現場にひょっこり出くわすことなんて無いだろう、というとそうでも無いんです。ちょっと不思議な形で出くわすことがけっこうあります。 時々、1〜2部屋ぶんのアパートの窓を黒い幕で囲ってあるのを目にすることがあるんですが、コレ、実は「室内撮影中」だっていうことを夫が教えてくれました。
パリ市内では石造りの建物の表面を磨いてきれいにすることが市の条例で決まっているので、そういう作業中の現場だったり、工事現場だったり、各所で「足場」や「シートで囲ってある」のを見ることがあります。だからこの黒い幕で囲ってあるの
も、ふと見逃してしまうのです。 18区でも実は何度もこの幕を見たことがあります。知らないうちに、知らないところで撮影は、ひっそりと行われているのですね。わたしたちには「作品」になった時にしか見ることができない、そのメ幕モの内側の様子。 パリ旅行を計画中の方は、観光するだけではなく、目の前に連なるアパートを見渡してみてください。静かに見えるアパートの窓の並びの中に、すてきな映画の「撮影現場」があるかもしれませんよ。
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