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vol.2 「ロケ地当てごっこ」の巻

le 5 août 2004

 モンマルトルで撮影が多いとは前回書きましたが、ってことは、実際に映像として目にする機会も多いってことです。
テレビ番組や映画、CMなどをよーく注意して見ていると、「アレ?これってウチの近くじゃない?」ってことがけっこう多い。
で、テレビや映画を見ながら「ココって、あそこよね〜」って夫とロケ地当てごっこになるのです。


コリニョン氏の食料品店の実際の姿

 映画「アメリ」でコリニョン氏の食料品店として登場したあの建物は、実際にも食料品店として営業されている場所なんですが、なんと、以前日本の某車メーカーのCMに使われていたとか。(以前、店の脇になぜか手書きの日本語の張り紙がしてあり、○○のCMに使われた!って書いてありました…)
この車のCMでは、なんとこの食料品店がカフェとして登場していたのです。

一日で撮影を済ませるため、まるでセットのごとく大道具&小道具を並べ立てて、とりあえず外観だけカフェに見えるように、いわばハリボテで構成されていたそうです。
実際にCMで流れたのはわずか数秒ですから、ホンモノのカフェなのかハリボテなのか、わかりっこないですよね。  


アメリの働いていたカフェの実際の姿
 やたら撮影に使われるなんてすごいな〜って思っていたら、そういう場所って、実は撮影許可の場所として登録されているんですってね。そんなことぜんぜん知りませんでした。この店、確かに立地として良いんですよね。絵になる場所で、しかもコーナーに立つ店なので3方向からの撮影が可能。
「アメリ」で稼いだこの店の店主は金持ちになったのか、いまや近所でパン屋とバーを営む実業家になってます。。。

 さてさて。映画でもたくさん登場しているモンマルトルですが、フランスのテレビCMやドラマでも時々使われてます。
一瞬で過ぎ去ることが多いので、「あぁっ!」っでオワリなんですが。(苦笑)


サクレクール寺院脇の階段 …撮影によく使われる場所。

 モンマルトルといえば、坂と階段の町。そういう意味では日本の「尾道」にちょっとだけ似てます。
尾道といえば大林映画。やはり、絵になる場所は撮影の現場になるんですよね。
そんな「坂と階段の町、モンマルトル」の中でも一番よく映像で目にする階段がコレです。
この階段を、上から撮ってみたり、下から撮ってみたり。
この階段下すぐ近くにも、ロケ地としてよく使われる小さなレストランがあります。  
アメリが働いていたカフェ、コリニョン氏の食料品店、この階段、階段下のレストラン…すべて徒歩圏内です。なんだか、町全体が映画のセットのようにも思えてきます。

●おまけ


メトロ、アベス駅近くの階段 …絵葉書になってたりする

実は、モンマルトルの一番古い通りなのです。。。

コリニョン氏の店のすぐ下にある階段

 


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